養父市を登る、山旅。

氷ノ山:兵庫県最高峰を制す。養父市が誇る名峰「氷ノ山(ひょうのせん)」は標高1,510m。中国山地では大山に次いで高い山で、兵庫県最高峰!約300万年前の火山噴火によって形成されたと考えらえています。
氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されている氷ノ山は、ブナの原生林や高地性湿原の古生沼など学術的に貴重な自然が残されています。また、日本でも数少なくなった天然記念物のイヌワシの生息地としても知られています。伝説の登山家、加藤文太郎も足しげく通った山としても有名で、変化に富んだ登山コースが魅力です!
新緑、紅葉と四季折々に変わる美しい姿は、絶好の登山コースとして親しまれています。もっと詳しく

ドウダンツツジ群生地

ドウダンツツジ
群生地

氷ノ山東尾根周辺に群生しており、養父市の天然記念物に指定されています。ベニドウダンツツジ、ツリガネツツジ、コヨウラクツツジ、サイゴクミツバツツジ等が群生しています。

ホードー杉

ホードー杉

養父市大久保の大平頭(おおなるがしら)の南東斜面、標高1,150mにある県下でも最高地の巨木。推定樹齢1000年以上、最大の幹周り約12m、高さ約20mを誇る県の天然記念物。特別に大きいという意味のこの地方の方言「ホードェー」から名付けられた説と、幹に穴のある木を「ボードー」と呼んだ説があります。

布滝

布 滝

福定親水公園の登山口から登る氷ノ山越えコースの途中にある氷ノ山渓谷を代表する巨瀑。落差65 m。白布をたらしたように岩肌をすべり落ち、その清楚な姿の美しさから、 その名がついたそうです。周りは落葉広葉樹に囲まれ、新緑や紅葉の頃はいっそう滝を際立たせてくれます。渓流に橋が架かり、この上から布滝の全景を楽しむことができます。

連樹

連 樹

ホオの老木を支えるように
ネジキ、
ミズメザクラ(アズサ)、
リョウブ、
タカノツメ、
ナナカマド、
マツブドウ と7種類の木が絡み合った不思議な木。
生命力のすごさを感じます。

こしき岩

こしき岩

こしきとは、餅米を蒸す容器のことで、この岩の上で餅米を蒸し餅をついて権現社に供えたと伝えられ、下の方には、「とうろう岩」と呼ばれる灯籠の形に似た岩もあります。弘法大使がこの地を訪れた際に、この大きな岩にこしかけたという言い伝えもあります。晴れた日に氷ノ山のふもとから山頂方面を見ると、こぶのように岩が飛び出しているのがわかります。

天滝:ゴールの先には日本の滝100選が!!鉢伏山(はちぶせやま)は、養父市と美方郡香美町の市町境にある山で、標高1,221m。南に氷ノ山、北に瀞川山(とろかわやま)に連なる高い山です。鉢伏山から高丸山、赤倉山を経て氷ノ山に連なり、氷ノ山後山那岐山国定公園に属しています。

鉢伏山の山頂は、大きな鉢を伏せたようにやや窪みがあり、その形状からこの名前がついたと言われています。大規模な草原がなだらかに広がり、ハチ高原を見下ろしながら高原ハイクが楽しめます。

中でも秋、鉢伏山の裾野に広がる広大な草原一面のススキは圧巻!また、ミツガシワ群生地やヤマドリゼンマイ群落(ともに県指定天然記念物)など、高地の湿原に群生する珍しい植物が自生しており、登山者の目と心を楽しませてくれます。もっと詳しく

鉢伏山山頂

鉢伏山山頂

標高1,221m。南に氷ノ山、北に瀞川(とろかわ)山に連なる高い山で、ハチ高原は神鍋とともに古くから関西屈指のスキー場として知られています。鉢伏山の山頂は、大きな鉢を伏せたようにやや窪みがあり、その形状から、この名前がついたと言われています。大規模な草原がなだらかに広がり、他ではみられない多様な草原性の生き物が暮らしています。

氷ノ山展望駅

氷ノ山展望駅

標高1,050m。鉢伏山から東鉢伏方面へと伸びる、養父市と香美町の境の尾根に位置し、氷ノ山を真正面に、眼下にハチ高原のロッジ群を望めるスポット。この氷ノ山展望駅までは車で上がってくることもでき、20~30分で気軽に山頂まで登ることができます。

天滝:ゴールの先には日本の滝100選が!!鉢伏山の東にある高坪山は、標高1,104m。養父市別宮(べっくう)の集落から、のどかなスキー場ゲレンデを歩き山頂を目指します。高原の爽やかな風がかけぬけ、春にはわらび採りを楽しみながら登山できるのも魅力的。特におすすめは秋!ゲレンデのススキが秋風に揺れ、郷愁を誘います。
また展望台周辺からは但馬の名だたる山々の展望が楽しめます。高坪山避難小屋から山頂にかけては杉やカラマツなどの樹林帯に包まれながら歩きます。高坪山周辺には、正面に氷ノ山を望む景勝地「別宮の棚田」があり、約130枚の田んぼが美しい四季を彩ります。また県指定天然記念物の大カツラがあり、根元から豊富な清水がこんこんと涌いています。春に水をはった水田には氷ノ山の姿が逆さまに映り、本物の氷ノ山とあわせて写真撮影の名所となっています。もっと詳しく

高坪山展望台

高坪山展望台

ハイパーボウル東鉢スキー場のゲレンデを歩き、登るほどに眺望が良くなってきます。秋にはあたり一面のススキの白い穂が風にたなびきます。鉢伏山、氷ノ山、妙見山、蘇武岳など、ここから但馬の名だたる山々の展望を楽しめます。

高坪山避難小屋

高坪山避難小屋

展望台からさらに進むと高坪山避難小屋へ到着。この避難小屋の外には、ユニークな巨人の足跡型のテーブルとベンチがあります。ここから山頂にかけては、杉やカラマツなどの樹林帯が続き、秋には綺麗なカラマツの黄葉を楽しみながら歩くことができます。