平成9年(1997)に国指定文化財となった八木城跡は、中世の但馬地方を代表する武将・八木氏一族の鎌倉時代から戦国・豊臣時代までの約400年間にわたる城や館の遺跡群です。ふもとには鎌倉時代の屋敷跡とされる殿屋敷遺跡、そして南北朝時代の土城(どじょう)の構造を伝える八木土城(やぎどじょう)、さらに豊臣時代に築かれた高い石垣を持つ八木城跡などで構成されています。 特に八木城跡は、標高325mの山頂に本丸を築き、約300mにわたって城砦を築き、延べ約100mの範囲で石垣をめぐらせた大きな山城の遺構です。
八木城跡まちづくり会では、八木城跡へ来ていただく皆さまに安全に楽しんでいただけるよう山道の整備を進めていますが、季節や天候によっては滑りやすくなっている個所もございます。登城口から天守まで約40分~60分とはいえ、急な登り坂もありますので十分注意して登城してください。
また、夕方3時以降の登城は下山の際に暗くなる季節もありますので、お控えください。
・八木城跡登城口から尾根に上がるまでの約200mには、急な登り坂があり、滑りやすくなっています。登山用ポールを持参いただくか、登城口にストックを用意しておりますのでご自由にお使いください。
・天気の良い日には運動靴でも登城できますが、登山靴のほうが望ましいです。
・秋はハチの活動時期ですので白い服装が望ましいです(黒・黄色はハチを刺激します)
髪の毛の黒色に反応する場合がありますので、帽子を被っていただくのが望ましいです。
倒木や土の中に巣をつくりますので姿を見かけたらすぐに遠ざかりましょう。
・クマの出没するエリアですので、音の出るもの(熊鈴など)を携行しましょう。
・簡易のトイレは三の丸にありますが、登城前にトイレは済ませましょう(八木城交流館にトイレがございますので、ご自由にお使いください)
平成9年3月6日に、国の史跡に指定されました。
八木城跡は、四か所の遺跡を統合したものです。まず第一に豊臣時代に築かれた高い石垣をもつ八木城跡、第二にその北東に位置し南北朝時代の縄張りを伝えるという八木土城、第三に八木氏の鎌倉時代の屋敷跡という殿屋敷跡、第四に八木氏の氏神である赤淵神社に由来する赤淵遺跡、この四遺跡です。鎌倉時代から豊臣時代までの約400年にわたる八木氏の栄華盛衰の道を刻んでいます。
標高325mの山頂には約300mにわたって城砦が築かれ、また本丸、二の丸は延べ約100mの石垣が巡らされた大変重要な遺構です。
今滝寺は八木氏の菩提寺であり、その山門に二体の仁王像(金剛力士像)が祀られてます(鎌倉時代中期)。県指定文化財。
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