関宮公民館・健康増進施設にて、
【関宮文化祭協賛特別展示『風太郎の見た昭和二十年』-『戦中派不戦日記』とその周辺-】
が開催されます
現在、講談社の「モーニング」にて連載中の漫画『風太郎不戦日記』より、今回の展示に関係するシーンもパネルでご紹介!!
この作品は、山田風太郎の昭和二十年の日記『戦中派不戦日記』を原作とする、女流漫画家「勝田文」さんの作品です。
それに伴い、今回山田風太郎記念館は漫画の紹介も兼ねて、改めて地域の皆さんに風太郎の見た昭和二十年の日本(主に東京やや但馬)の様子を、日記の引用や写真で見て頂くこととしました。
『戦中不戦日記』は昭和四十六年に出版され、大きな反響を呼びました。
次にその「まえがき」での風太郎の言葉(冒頭部分)を紹介します。
『 ―― 私の見た「昭和二十年」の記録である。
いうまでもなく日本歴史上、これほど ―― 物理的にも ―― 日本人の多量の血と涙が流された一年間はなかったであろう。そして敗北につづく凄まじい百八十度転回 ―― すなわち、これほど恐るべきドラマチックな一年間はなかったであろう。
ただ私はそのドラマの中の通行人であった。当時私は満二十三歳の医学生であって、最も「死にどき」の年代にありながら戦争にさえ参加しなかった。「戦中派不戦日記」と題したのはそのためである。・・・・・・・・・・』
なお風太郎の日記は昭和十七年から昭和二十七年までが出版されていて、そこには戦中・戦後の但馬も度々登場します。これらの日記は当館で貸出し中です。また連載の始まった漫画も置いていますので、ぜひご来館の上ご一読ください。
【お問合せ】
山田風太郎記念館 TEL:079-663-5522
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