02 自然
兵庫県最高峰の山 「氷ノ山」
氷ノ山・鉢伏山周辺は、優れた自然環境に恵まれており、「国定公園」の中心域として保護、保存しながら利活用を望んでいます。 当地域には西日本唯一の亜寒帯性湿生植物が残存しております。また、国の天然記念物イヌワシが生息するなど近畿地方トップクラスの自然環境を保持する地域です。 特に、山頂部の「こせい沼」湿地は「古生沼」と呼んでいます。 1937年夏、牧野富太郎博士が登頂され、西日本地域に千島列島レベルの亜寒帯生成物が残っていることに驚かれた場所とのことです。更に当山岳には食物連鎖のトップの座に位置づくツキノワグマ、イヌワシ、クマタカなどが生息しています。
日本の滝100選 名勝「天滝」
天滝渓谷入口の駐車場から、渓流沿いの登山道を約1.2km登ると、突然目の前に白い水の柱が現れます。まさに、天から降るかのように流れ落ちるこの滝こそ、落差98メートルと県下一を誇る名瀑「天滝」です。この天滝は、その荘厳で力強い姿と、滝にまつわる伝説などから「日本の滝100選」に選定されています。また、天滝までの渓谷には、夫婦滝、鼓ヶ滝、糸滝などの滝群があり、春の新緑、秋の紅葉を背に落ちる滝、厳寒に凍る滝、四季折々楽しい姿を見せます。この天滝渓谷には、森林浴場として「森林浴の森100選」や「兵庫県森林浴場100選」にも指定されています。
大自然を満喫!ハチ高原リゾート
鉢伏山の中腹に広がる標高800~900mの高原リゾート・ハチ高原は、西日本有数のアウトドアエリアです。ハイキングやパラグライダー、冬のスキー、スノーボードなど、1年を通じてさまざまなスポーツや自然学校・合宿が楽しめます。